1.ピカデリー・サーカス
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
ピカデリー・サーカスに出れば
バスやタクシーひしめき合い
まるで昔と変わらない夕暮れ
心に書き溜めた歌と
胸に刻みつけた炎と
他に何も持ってなかった昔
※今も探してる あの頃を
戻らないけど 失くさない
憧れの街※
ファントムの魔力にいつか
魂奪われてゆくように
影の無い舞台の上に立てば
切り裂きジャックの悪夢に
脅えて登り詰めた階段
そこは元来た地下鉄の出口
どこに忘れたの あの歌を
雨に濡れても弾いていた
ギターケースの底
古い旅行案内の 絵葉書の中にひとり
(※くり返し)
ピカデリー・サーカスに出れば
はじめてこの場所に来たときの
何も怖くない自分のように
誰もまだ知らぬ歌と
雨に灯りだす街の灯と
そして もう一度夢見るだろう
2.まずはどこへ行こう
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
川沿いの道に笑いてたよ
マ一ガレット 笑いかけて
自轉車こいでる きみの肩ごしに
今日見つけた春
はじめて映畫に つれてってくれた
兄きみたい
生意氣なカ一ディガン きみとお揃いの
クリ一ムソ一ダたのもう
なにげない 風に目を細め
la, la, きみの髮が 近くでなびいてる
もどらない 季節の速さで
ゆっくりと 走ろう
はじめての街に 虹がかかって
むかえてるよ
素敵なチャンスを いっしょにつかもう
掃りは雨でも
はるばると ペダルを回せば
la, la, きみの聲が 近くに聞こえてる
繪のように 過ぎてく景色を
まずはどこへ行こう
la, la, la,..... まずはどこへいこう
なにげない 風に目を細め
la, la, きみの髮が 近くでなびいてる
もどらない 季節の速さで
ゆっくりと 走ろう
はるばると ペダルを回せば
la, la, きみの聲が 近くに聞こえてる
繪のように 過ぎてく景色を
まずはどこへ行こう
なにげない 風に目を細め
la, la, きみの髮が 近くでなびいてる
もどらない 季節の速さで
ゆっくりと 走ろう
はるばると ペダルを回せば
la, la, きみの聲が 近くに聞こえてる
繪のように 過ぎてく景色を
3.ハートの落書き
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
校庭のむこうから きみの打つ球音が
補習の窓に きこえていた夏
答えを探して でも見つけられなくて
とり残された 教室の隅の
机の傷あと ハートの落書き
最前線には 届かなかったけど
それでも全てが きらきらしていた
あの日それぞれの 夢の途中
スパイクとスライドで 消えかかった白線を
きみは未来へ 走って行った
私はノートを もう とることもなく
日々の生活に 紛れていった
なぜか思い出す夕焼けの匂い
遠い道のりにくじけそうなとき
いつも思いだす あの頃のこと
きみもどれくらい もがいていたか
それでもあんなに きらきらしていた
はるかそれぞれの 夢の途中
ふりむけばきっと きらきらしている
今もそれぞれの 夢の途中
4.Flying Messenger
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
いちばん會いたいのは 誰?
もう會えないと 決めてるの?
もしも あなたが想うとき
誰かも きっと想ってる
夜明けの前の星燈り
雲の闇間をすりぬけて
私は 空飛ぶ夢の配達人
書かずに 終った手紙も屆けます
戀した 街角 吹いてく風になって
失くした 氣持を伝えに
片方 だけの手袋と
描きかけだった 似顏繪と
空白の 未來 殘る部屋
あなたは疲れて 眠り迂む
思い出の國はモノクロ一ム
戀の夢だけ色を染めて
私は さすらう花びらのような
千切れた 言葉をつないで渡します
今では どこにも無い番地を探して
あなたの心の誰かに
私は 空飛ぶ夢の配達人
書かずに 終った手紙も屆けます
戀した 街角 吹いてく風になって
失くした 氣持を伝えに
5.黃色いロ一ルスロイス
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
黃色いロ一ルスロイスで
ふられたばかりのシ一ンを次へと飛ばそう
Tシャツのタキシ一ドで
5つ星の店も ジョ一クにしちゃいなよ
Go for the next!
終りは次の始まり
昔から言われてるじゃありませんか
拂えないツケは No way
かならず消える Go away
ならばいっそこの上
樂しく行こう My own way
黃色いロ一ルスロイスは
もうすぐ出逢える新しい誰かを待ってる
廣いバックシ一トに
染みついてゆくよ めくるめくオムニバス
Go for the next!
コッケイとカッコイイとは
ひと文字の違いだけじゃありませんか
やり直すなんて No way
反省しても Go away
だからいっそこの上
思いきってよ MY own way
拂えないツケは No way
かならず消える Go away
ならばいっそこの上
樂しく行こう My own way
6.Bueno Adios
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
離れゆく船 白い航跡
丘にすわって 見てる
熱い口づけ 夢の續きは かすむ煙
眩しい夏の午後 人知れずさまよう
あなたのいない日々 風にはためかせて
水色の空へと 飛び立つ鳩の影
目を上げれば 淚かわく
また逢いましょう いつかきっと
外した指輪 遠い消印
しまい忘れた 心
別れの言葉 ナイフのような 冷めた瞳
激しい陽射しより 肌を焦がす想い
あなたの殘り火で 灰になってゆくの
ひとりでくちずさむ なぐさめの戀唄
耳寄せれば あなたがいる
また逢いましょう いつかきっと
眩しい夏の午後 人知れずさまよう
あなたのいない日々 風にはためかせて
水色の空へと 飛び立つ鳩の影
目を上げれば 淚かわく
また逢いましょう いつかきっと
7.Judas Kiss
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
照りつける太陽が こめかみを擊つような
かわいた町で
不確かな橫顏と 孤獨な蜃氣樓に
戀した私
傷つくはずなんてないと
交わしたディ一ルだった
みんな幻と氣づかず
ハ一トのダイヤ盜みとられた
あなたは砂漠のオアシス
ひび割れた魂 潤す
けれども偽りのナルシス
自分のことしか愛せない
脫ぎ捨てたハイヒ一ルは 拔け殼のスコ一ピオン
痛みの果て
耐えられない疲れと 薄れてゆく意識に
瞼を閉じる
すぐに消えてしまいそうな
ガラスと炎の上を
逃げるように追いかけてた
あなたが待っていると信じて
たどり著く記憶のオアシス
やりばの無い情熱を浸す
今でも狂おしい Judas Kiss
愛さえも鏡に映すの
Judas Kiss‥‥
あなたは砂漠のオアシス
ひび割れた魂 潤す
けれども偽りのナルシス
自分のことしか愛せない
8.Dangerous tonight
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
Dangerous, tonight 目と目が合って
となりの席が 空いてた
滑り迂む影のように
前から知ってたみたいに
Ah 色は匈へど
Ah 散りぬるを wow wow
Slowly, slowly, baby 樂しませて
冰が溶けるほど
Kill me softly, baby 感じさせて
意味深なWORDで
Dangerous, tonight 戀に乘って
夜通し 搖られてゆこう
どこへでも連れていって
はだけさせそうな 月明かり
Ah 淺き夢見し
Ah 醉ひもせす su su
Sexy, sexy, baby Uh 良く見せて
濡れたその瞳
Give me softly, baby Uh 大膽に
一擊のPOSEで
ひとはみんな長い旅の途中
琥珀色の時を求め
Slowly, slowly, baby 樂しませて
冰が溶けるほど
Kill me softly, baby 感じさせて
意味深なWORDで
Sexy, sexy, baby Uh 良く見せて
濡れたその瞳
Give me softly, baby Uh 大膽に
一擊のPOSEで
Slowly, slowly, baby 樂しませて
冰が溶けるほど
Kill me softly, baby 感じさせて
意味深なWORDで
9.夜空でつながっている
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
ありがとう こんなに
寂しい想いがあるなんて
誰からも 何からも
知らされていなかった
夜空の 彼方に
きらめくひとつ星を見て
淚こぼすって本當のことだったんだね
ここに ここにはいない
あなたに語りかけよう
まるで となりにすわり
もたれるように
ありがとう いつでも
心の奧にいてくれて
だから明日 私また步き出す
やさしく 抱きしめ
私の名前を呼んで
そんなふうに 呼ぶひとはあなただけ
廣い この廣い宇宙で
なぜめぐり逢えたの
なのに それなのになぜ去っていったの
私を殘して
ありがとう こんなに
愛せるひとがいるなんて
だから きっと 私は生きてゆける
10.人魚姬の夢
作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
沈んでゆく 夜の海に溶けてゆくように
消えかかる 月の明かり かすかな記憶
襲い來る 痛みだけが 生きているということ
葉えられぬ 想いたちは 泡になってく
どんなものも ひきかえには できなかったから
今はただ 闇の奧で 眠ってしまいたいの
いつか あなたはやって來る 深い淚の底へ
私を目醒めさせるために
やがて 薔薇色の朝になり あなたはささやくのよ
哀しい夢だったと
時は過ぎる 眠ったまま 氣づかぬうちに
そばにいても 他人の夢には入り迂めない
聲を失くす 人魚姬が 殘した戀の唄は
なんて 淋しさは果てしなく 私をひとりにする
あなたを待ち續けるために
明日 やさしいうでの中で 私は泣いてるのよ
哀しい夢だったと
おしえて おしえて あとどれくらいか
私が目醒めるときまで
いつか あなたはやって來る 深い淚の底へ
私を目醒めさせるために
やがて 薔薇色の朝になり あなたはささやくのよ
哀しい夢だったと
なんて 淋しさは果てしなく 私をひとりにする
あなたを待ち續けるために
明日 やさしいうでの中で 私は泣いてるのよ
哀しい夢だったと
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